占いは、いつから始まったのでしょうか?どの占術が一番古いのでしょうか?
世界の占いに関して、起源、利用方法を調べてみました。
一番古い占術は、メソポタミア文明が始まりとされる!
メソポタミア文明とは、世界最古の文明と言われています。
この頃から、星の動きを神の予知として捉え、占いがあったことが記されています。
もしかすると、これより以前から占いはあったのではないかと推測されます。
紀元前2000年前後の事になります。
この時代は、星の位置だけでなく、生き物、植物の動作や収穫なども神の教え・予知として、未来の予言としていたようです。
多くは、王室や位の高い人たちが占いによって、その進路を決定していました。
今の天気予報のような事も占っていた!
現在は、雲の動きなどで天気予報をしておりますが、当時は、占いによって天気や災害も予言していたとみられます。
星の動きに加え、動物の動作や、異常発生、植物の状態が天気・災害と関係していると思われていました。
天気予報ができないこの時代には、大切なことでもあったということはいうまでもありませんね。
まして、川の氾濫、雷、土砂崩れ、地震となれば現代の技術より衰える建造物なら甚大な被害もあったことでしょう。
東洋占術は、いつ始まったのか?
東洋占術で古く有名なのは、四柱推命です。
中国より伝わっていたのですが、紀元前400年ごろではないかと言われています。
今の四柱推命の形になる前は、紀元前1000年ごろで、四柱推命の原型らしきものが、中国に存在しているそうです。
気学は、日本生まれの占術で、1924年頃と比較的新しいものですね。
なぜ昔の人は、占いを頼りにしていたのか?
韓国ドラマや、歴史映画などで占い師の存在が、時折政治に関与している所を見たことがあると思います。
日本でも古来、占いは政治に関与していた形跡があります。
卑弥呼の時代までさかのぼっても、占いは大切に扱われていました。
陰陽師なども有名ですね。
一国の王や、ハイレベルな役職についている人には、占いは欠かせないものだったといえるかもしれません。
神の存在を信じる世界の人々は、今も昔も、神のお導きがあっての自分があると信じられていたからです。
占いを胡散臭いと思っている現代でも、心のどこかで信仰心があるのは隠せないことかもしれませんね。
占いによって、神のメッセージを受け取り、自身の進路を決定することで、国を動かす事や民の為になる政治ができると信じられていたのではないでしょうか?
これは、現代でも通じる所がありそうです。
その他の占術の起源は?
タロットカードを含め、いろいろな占い方法があります。
これらは、比較的新しく、1400年ごろから1800年ごろにかけて広まったとされています。
なかでも、タロットカードに関しては、諸説いろいろあり、本当の起源や発祥の地が正直なところ不明でもあります。
カード占いというものは、どこにでもあり、その絵が国によって違いがあるせいかもしれませんね。