5月後半より紫陽花が美しく咲き始めますね。庭に紫陽花の木を育てている方や、鉢植えをお部屋に飾る方もいることでしょう。紫陽花の風水効果や花言葉、飾る方位、そして逆さ紫陽花のおまじない効果をご説明いたします。
紫陽花の花言葉とお話
「紫陽花の花言葉!過去から現在への変化」
かつて、紫陽花は土壌の性質によって色が変化することから、「移り気」という花言葉が与えられていました。しかしその意味は、昔の話です。
現在では、紫陽花の花言葉は好意的な意味合いを持つように変わっています。以下が現代の花言葉です。
- 辛抱強い愛情
- 元気な女性の姿
- 家族団欒
紫陽花は雨に打たれても強く美しく咲く様子から、元気な女性を象徴し、辛抱強い愛情はどんな状況でも夫を支える愛情を意味します。また、紫陽花の花がガクの寄せ集まった形状をしていることから、家族団欒の姿を表しています。
花言葉の変化により、紫陽花は結婚式やお祝い、母の日の贈り物としても人気があります。
あじさいは日本発の植物です!
紫陽花は日本が起源の植物です。
かつては、ガク紫陽花が主流でした。しかし、その後、西洋で品質改良され、現在のようにたくさんの花が咲く紫陽花が日本にもたらされました。
紫陽花の風水的効果は?日本では縁起悪いと言われた時代もあったけど…!
紫陽花には日本に伝わる縁起の悪さとは異なる風水的な効果があります。以下に紹介します。
まず、紫陽花が日本で縁起が悪いとされる理由は次の通りです。
- 花びらが4枚で「死」をイメージする花である
- お寺に咲く花で、死者に飾られるイメージがある
しかしながら、風水的には紫陽花には良いイメージと効果があります。
紫陽花は水をたっぷり吸収する花であり、ストレスや嫌な思い出などを吸い取ってくれるパワーがあります。
風水では、紫陽花は水を象徴する植物であり、水の力を司る方位である「北」に飾ると運気が上がります。
北方位は、仕事や家庭に嫌なことがある場合に飾ると効果的です。
紫陽花はネガティブな感情とエネルギーを吸収し、ポジティブなエネルギーに変えてくれます。
「北方位には青系またはピンク系のアジサイ」をおすすめします。
また、紫陽花を東や東南に飾ることもできます。
東方位は木の気質を持つ方位であり、アジサイを飾ることで健康運や仕事運、活力を高めることができます。
この場合、青系の色が良いでしょう。
東南方位では、人間関係のトラブルを和らげる効果があります。マイナスな運気を吸収するため、白いアジサイをおすすめします。
ピンク系のアジサイを飾ると、恋愛運がアップするでしょう。
逆さ紫陽花のおまじない方法!6月の6のつく日に飾りましょう!
逆さ紫陽花は、金運がアップすると言われています。
その理由は、逆さにすると蜂の巣の形状に似ているからです。
蜂の巣が家にあると、金運が上がると昔から言われてきました。
しかし、嫌ですよね、怖いので…。
それで、逆さ紫陽花を飾る事で金運アップを願ったと伝わっています。
逆さ紫陽花は、アジサイの花1輪を白い紙で花束のように巻き、水引で縛り、逆さにして玄関に吊るすだけで金運が上がると言います。
健康祈願なら、トイレに飾りましょう。
紫陽花は、枯れてしまいますが、水引で厄除けしているので、ドライフラワー扱いにはなりません。逆さ紫陽花の絵を飾る事も効果があると言いますよ。
美しい紫陽花を見るために「紫陽花寺」を訪れることも良いパワーを貰えます。神社仏閣めぐりも、ストレス解消の一つですよ。
紫陽花にまつわる「紫陽花の奇跡」
昔々、ある小さな村に住む少女がいました。彼女の名前はさくらで、とても明るく元気な性格でした。
村は豪雨に見舞われ、水害が起きてしまいました。家々が水に浸かり、村人たちは困り果てていました。
さくらは村の中心にある小さな神社に向かい、神様に助けを願いました。神社には美しい紫陽花の木があり、さくらはその咲き誇る花々に癒されながら、願いを込めました。
すると、突然のことですが、紫陽花の花が輝き始めました。その輝きはどんどん強くなり、空から降り注ぐように紫陽花の花びらが舞い散りました。
驚きながらもさくらは花びらに導かれるように村に戻りました。すると、彼女の足元には不思議なことに水が溜まっているのです。それはまるで紫陽花の花びらが水を作り出しているかのようでした。
村人たちが駆けつけると、彼らも驚きました。紫陽花の花びらが集まる場所には水たまりができ、家々の床下に浸み込んでいた水も次第に引いていきました。
紫陽花の花びらは、まるで神秘的な力を持っているかのように、村人たちを救ったのです。
以来、その村では紫陽花が神聖な花として崇められるようになりました。紫陽花は「奇跡の花」と呼ばれ、村人たちは感謝の気持ちを込めて大切に育てました。
そして、村は再び栄え、紫陽花は村のシンボルとなりました。人々は紫陽花の美しさと力に敬意を払い、その花言葉である辛抱強い愛情や家族団欒を大切にするようになったのです。