月の猫が今年で20周年を迎えることになり、電話占いの歴史について
記事にまとめてみようと思います。
占い業界は、裏で時代の変化がスピード過ぎて対応に追われた平成の時代でした。
始まりはダイヤルQ2サービスから生まれた!
電話占いは、1991年が最初だと言われています。
NTTのダイヤルQ2、いわゆる0990サービスにて情報サービスがたくさんある中、直接占い師と自宅から電話で相談できるシステムとして出てきました。
ダイヤルQ2は、現在ではあまり利用する業種も見かけなくなりました。
通話料にプラスして情報量が加算され、NTT通話料金が破格な金額にもなる事がありました。
市内同士なら通話料も3分10円位ですが、遠距離となると通話料金が高くなり、加えて鑑定情報料金が1分150円から250円あたりが平均で、NTTからダイヤルQ2使用料の請求も含めて届くことになっていました。
コレクトコールによる電話占い時代!
占い師からコレクトコールによる相談できる方法に変化したのは、電話占いが急成長をはじめると共にダイヤルQ2が下火になったことも理由の一つです。
通話料はお客様に負担して頂き、鑑定料金は銀行振り込みをしていただく、もしくはクレジットカードによる支払方法と、分けられていました。
業者によっては、自社の電話から転送により直接お客様につなげるといった形もあり、1分単価が鑑定料金と通話転送料金が加算された時代もありました。
当時の転送料金は1分単価20円~30円加算でした。
しかし、携帯電話を使うお客様が増えると、コレクトコールも下火を迎えます。
携帯電話の普及により、更に変化!
携帯電話を皆さんが持ち歩くようになった時代が始まりましたが、当時はまだまだ通話料金が高く、お客様の支払う占い代金と通話料を合わせるとかなり高額になる事もあり、
電話占いが敷居の高いサービスになり始めました。
業界では、050サービスを使って少しでもお客様の通話料金の負担を下げ、鑑定料金を支払っていただける努力をしていました。
0120回線による占いサービスも、通話システムを構築して少しでもお客様の負担を補うものでもあります。
スカイプなどの無料通話が始まる変化で加速する電話事情!
携帯電話普及に伴い、アカウントを持った者同士、無料通話ができるSNS電話を利用した電話占い事業もありました。
しかし、携帯電話事業による無料通話サービスが生まれると、携帯電話を利用した電話占いも、グッと敷居が低くなり、業界が一気に飛躍していきます。
この頃から、同業者の数も溢れるほどに増えていきました。
電話だけでなく、広告も一気に変化した時代!
電話占い業界が始まったころは、パソコンもそんなに多くに人が持っていない時代です。
ウインドウズ98が終盤を迎えた頃だったでしょうか?
宣伝方法は、ほとんどが雑誌掲載です。
占い専門誌、女性向け情報誌などに掲載をして、集客に日々努力でした。
そしてすぐに、パソコンの普及により、ホームページを作成してネット広告の時代に突入します。
ネット広告に加え、SNSによる集客の時代!
インターネットを誰もが使いこなす時代となり、さらにスマホ時代となりSNSに参加するユーザーが増えたことで、集客方法も大きく変化していきます。
本当に、目まぐるしく時代が変わり、振り回された電話占い業界ですが、それに対応して行く事に時間を取られた平成の時代であったと月猫のオーナーは言います。
振り回されたのは、電話占い業界だけでなく、全ての企業や業者でしょう。
ネット時代の突入と、携帯電話の普及により、ものすごいスピードで変化に対応してきたことでしょう。
月の猫は、最初からこじんまりと経営していく趣旨でいたオーナーですので、今でも大規模な電話占い業界ではありません。
しかし、多くのお客様に支えられ、今日まで来られたことを心より感謝しております。