「気がつくと天井に浮いていた」なんて言葉をきくことがあります。
「下を見ると自分が寝ている姿があった」とも…・離脱は、単なる夢?
それとも…。体外離脱の謎に触れてみました。
体外離脱と幽体離脱は同じ意味
昔は、幽体離脱という言葉で表現されていました。
現在は、ネット環境も広まり、海外の体験者の話もたくさん集めることができるようになり、幽体離脱の事を英語で「アウト・オブ・ボディ・エクスペリエンス」と表現されていることからも、体外離脱という言葉が正しいと認識されるようになってきています。
人はそれを夢という!しかし体験者は、夢との区別をハッキリわかっている!
皆様は、夢を見た時、「今夢を見ている」と自覚したことがあるでしょうか?
体外離脱体験者は、その時しっかりと起きていたこと(意識がある)を認識しています。
夢とは違う体験であるという確たる証拠だと言います。
もし、目を閉じているだけの状態で、夢を見ることができるのであれば、離脱体験は、まさしく夢かもしれません。
しかし、意識があって、目を閉じている時に夢を見る人は、ほとんどいませんよね。
夢と明晰夢と体外離脱の決定的な違いは?
体外離脱経験者も、夢は見ます。
いったいどんな違いがあるのでしょうか?
[su_highlight]夢: [/su_highlight]
寝ている間に見る映像で、目が覚めた時夢を見た記憶があるか、忘れている。
そして、夢を見ている時に、自分の意志で内容を変化させたり、行きたい場所へ行くことはできず、流れる映像のまま見ている状態です。
夢を見ている時は、意識はなく、寝ている事すらわかっていない状態です。
[su_highlight]明晰夢:[/su_highlight]
夢を見ていることを自覚しています。
めったに見られないことが多い明晰夢ですが、夢をコントロールできます。
自分でコントロールして、行先を変更したり、危険を回避したり、夢の内容を変えたりすることができます。
意識をすることで、簡単に変化させられます。
夢を見ている状態の時、自分はベッドに寝ていて、映像を見ていることを自覚しています。
目を閉じたままでも、自分の手足がどこにあるか感覚が把握できています。
[su_highlight]体外離脱:[/su_highlight]
寝ている時に、突然振動が始まり、意識が起きてきます。
何が起きているのかと、恐怖心に縛られると、体が金縛り状態になり、身動きできない状況になってしまいます。
しかし、その時に、天井に浮くイメージをすると離脱します。
簡単にできる人と、恐怖心でできない人がいるようです。
明晰夢との違いは、自分の体の感覚がありません。
体から離れた意識があるので、肉体の感覚が無く、軽い雲みたいな物質のない自分であると言います。
夢と違って、自分の部屋からすべての映像が始まります。
自分の部屋に降り立ち、行きたい所をイメージすれば、そこへ行くことができます。
会いたい人をイメージすれば、会う事もできます。
しかし、その場所も、人も、実在した世界なのかイメージ世界なのか、解釈が困難です。
医学的な見解から言えば、体外離脱は脳内のイメージで夢である!
現代医学では、体外離脱は脳内の映像を見ているだけだと言います。
しかし、夢とは何か?目を閉じているのに見える映像はどこで見ているのかなど、全く確たる立証はできていません。
「おそらく…だろう」という見解が限界の脳医学なのです。
スピリチュアル的に体外離脱の見解は?
そもそも、人間は、肉体以外にエネルギー体をまとっていると言います。
エネルギー体は、日本の皆様の知っている言葉で言えば、「幽体」です。
目に見えない、物質を持たない体です。
白い壁や、黒い壁に手をかざすと、手のひらに何か覆っているような光のような幕を見ることができる人が結構います。
それがエネルギー体なのだそうです。
そのエネルギー体が、体からはなれていく事が離脱体験となっていると言います。
そして、訪れた世界はアストラル世界と言って、現実世界ではない世界を訪れていると言います。
まれに、アストラル世界から、現実世界が見える事もあり、体外離脱をして会いに行った恋人を見る事もできるそうです。
離脱をして訪れたアストラル世界は、いったい何なのか?
スピリチュアル世界の住人たちの言い分では、いろいろな表現があります。
死後の世界、霊界、といった言葉でくくられています。
実際に、それを証明することは難しく、個々の価値にゆだねるしかありません。
体外離脱は、誰でも体験できる物であるという事は本当なのか?
体外離脱を経験している人は、世界にもかなりいらっしゃいます。
誰でも体験することは可能ですが、簡単にできる人と、訓練が必要な人がいます。
最近では、体外離脱メゾットなどのスクールや学習プログラムCDもあります。
出来る人と出来ない人との違いは、右脳と左脳のどちらがより覚醒しているかにもよるという意見や、目に見えない世界の存在を信じるかどうかなど、いろいろ騒がれています。
ただ言える事は、体外離脱が死後の世界か夢なのか以前に、医学的には誰でも体験できることは確かなのです。
体外離脱に意味はあるのか?
これは、個々の価値観の問題であり、意味があるのかどうかは、その人の意識に答えがあります。
ただ言えることは、体験者にとって体外離脱はとても意味のあることになっています。
離脱して亡き両親に会いに行き、とてもリアルな体験をした場合、生きる気力が強くなったり、見えなくてもそばにいると安心でき心が救われている人や、ストレスが緩和され、心身共にリフレッシュできる人など、いろいろな良い方向への変換を体験されています。
また、体外離脱とよく似た内容で「臨死体験」がありますが、この体験をした方たちも、この世に蘇るとともに、生き方や価値観が激変する人たちが多い事も事実です。
その変化は、心が穏やかになり、生きる喜びを知り、人に優しくなれる変化がもたらされていると共通して意見があります。
本人にとって、良い体験であれば、体外離脱の真偽など無意味な物かもしれませんね。
大切なことは、その体験から何を得たのか?ということではないかと思います。
それがスピリチュアルの神髄ですから。