心の浄化をすることが大切といいます。どうやって浄化するのか、人それぞれ方法はあるのでしょう。
なぜ心の浄化が大切なのか？それは、一言で「自分の幸せな人生のため」です。
ありがとうと言う言葉で、心の浄化ができるといいます。
ハワイのホ・オポノポノは心のクリアリング魔法の言葉として有名です。
昔、これに挑戦したときの自分の体験談を、今日は綴ります。
まずは、若い頃の私という人間性を自己申告！
一言で自己中です。
我儘というより、自分中心に世界が動いていると思っている行動が多い若かりし頃です。
根拠のない自信がすごくあり、自分は何でもできる力があると思い、興味のないことはできなくても平気で、いつも何か楽しいこと・面白いこと、自分が喜ぶことを追求、探求していました。
このような性格は、自己中と言われやすいですが、協調性がないというより、思いのままに行動する純粋な人だったと言いたいです。
でも、欠点は、自分の幸せや興奮のための仕事や遊びで夢中なことです。
なんといっても、思いのままに行動する純粋人？！ですから、友人や他人のことを思いやっている余裕がない。
やっぱり協調性がないと言われても仕方がないかもしれません。
自分にしか興味がないので、仕事に関して「人のためになりたい」なんて考え方はなく、
世界の成り立ちや、しくみ、社会とは？なんて全く意味不明で無知な娘でした。
それでも、活き活きしている私が、とても魅力的で羨ましいと言われたこともありました。
その言葉は、異性からも同性からもですよ。
反対に、その行動がムカつくと言われたことも当然あります。
初めて自分に自信を無くしたとき、ありがとうの呪文を知った！
こんな自己中な生き方をしていれば、いつかは鼻っ柱をベシ折られ、どん底に落ちるというものです。
初めて、自信を無くし生きる気力を失ったとき、本当の幸せは、ありがとうの言葉を5000回唱えると見えてくるという本と出会いました。
何気に買って読み、実行することにしたのです。
なんで、自信喪失したかって、それは「老いて、女として魅力が失われる恐怖」に、取り憑かれたからです。
30歳半ばになると、そんな得体のしれない恐怖がやってくるのです。
精神的に追い込まれていきます。
そして、大切な家族・親戚・ペットなどの死に別れなどが増えてきます。
自分も、病気にかかったりして、健康が損なわれていきます。
将来が、とてつもなく恐ろしい不幸な未来としてやってくると感じました。
心で描いた未来に怯えながら、恋も仕事も自信を無くし根暗な人生になっていました。
毎日、心の中で「ありがとう」と繰り返しながらつぶやく、
そんな自分から脱出するために、ありがとう5000回を始めて見ることにしました。
散歩中には、すれ違う人や走っている車の運転手に向けて、心のなかで呟く。
建物や、街路樹、道端の石ころにもありがとう・・・。
毎日、２ヶ月間くらいありがとうと呟いていると、だんだん惨めになるのです。
なんで、見ず知らずの人にありがとうと言わなければならないのだろうか？
何にも、してもらっていないのに…。
働いている人に向かって、ありがとう？私の給料にならないよ。
やっぱり自己中ですかね？
それからさらに１ヶ月ほど、ふてくされて「ありがとう」と、義務的に呟く、最後の方は口癖となって勝手に呟いている感じです。
幸せなんて程遠い、呪文です。
しかし、あることにハッと気がついて、それから人生観が変わりました。
知らない人に心のなかでありがとうと呟く尊さを思い知る！
なんで、すれ違う人にありがとう？と思う人もいるかも知れません。
その人が自分に何をしてくれたか？何も感謝することをしてもらっていない！そんな思いに縛られているうちは幸せになることができないのです。
その事に気が付きました。
今すれ違う人が、
・働いて税金を収めてくれているから、私達生活ができる。
・物資を運んでくれるから、何でも身近で購入できる。
・働かせてくれる場所を提供してくれるから、給料（生活費）が稼げる
・道路を補修してくれるから、服を作ってくれるから、食べるものを作ってくれるから、など、感謝の気持を伝える内容にキリがありません。
この地球上で生きている動植物は、全てが私達のためになっていることばかりなんです。
今頃気がついたかと思う人がいるかも知れませんが、私はその時まで気が付きませんでした。
若い頃は、イケイケで思い通りに生きていてもいいのです。
しかし、誰でも老いていきます。
できたことができなくなったり、記憶力も落ち、自信を失っていくものです。
独りよがりで生きていけないのです。
そんなとき、感謝の気持がなくなっていると、心が折れて枯れていくのだと悟りました。
これは、私のアセンションとワンネス体験だったのかもしれません。
人に感謝の気持が持てると、人に優しくなれるから不思議！
人に優しくなれるといっても、所詮人間です。
腹が立つことや、ムカつくこともあります。
でも、すぐに相手の意見を受け入れるキャパができてきました。
そして、この人も社会に役立っていて、回り回って私にも恩恵があるのだと思うと、許せる気持ちを持てるようになりました。
だから優しくなれるのです。
本当の意味で、人へ愛を持てたのではないかと感じます。
でも、所詮人間ですから、やっぱり拒否したり、苦手だったり、この野郎と思うこともあります。
そして、すぐに許せる自分がいます。
ムカつく相手でも、心からありがとうと言える自分に変化しました。
この許せる自分ということが、幸せにつながっていくのです。
心が穏やかでいられるからです。
できないこと、新しいスキルを補ってくれる社会の仕組みもある。
自分が老いていっても、何も心配はなく、ただ、人にやさしく、人を許し、愛情を持っていればと思います。
でも何度も言いますが、所詮人間です。
やっぱり、不安もあり、未来が怖いこともあります。
それが、人が生きるということなのでしょうか？
